2012年の「手づくりフェア in 九州」で実行委員作品として制作しました「アンティークレースの襟」の作品です。
パーチメントクラフトでレースの襟を作ることは昔から憧れの一つでした。
2011年の東京ホビーショーで襟をテーマにしたフェアリーズの本が出版され、その作品の素晴らしさに感動し、作りたい気持ちが益々高まりました。
手づくりフェアの実行委員作品のテーマの話し合いの際に「襟を作りたい」と申し出たところ、他の先生方からもレースの服飾品のご提案があり、「アンティークレースの小物」というテーマに沿って制作することになりました。
最初から真っ白なレースをイメージしていましたが、このデザインに至るまでに何パターンも異なる襟の図案を起こしました。
最終的に納得のいったデザインは、最初に「この襟をパーチで表現したい。でも、無理だ。。。。」と思ってあきらめていたデザインでした。
そこにいきつくまでにどれほど遠回りしてしまったことでしょう。
でも、最初から作っていたら、同じ図案でも違う仕上がりの襟になっていたかもしれませんね。
遠回りしたからこそ、この襟になったんだと思います。
だからこそ大好きな作品の一つになりました。